PHASE-44 『螺旋の邂逅』
/■脚本:吉野弘幸・両澤千晶/■絵コンテ:とくしまひさし/■演出:鳥羽聡
最初に
月曜日(8月11日)深夜、富野由悠季監督が出演された「爆笑問題のススメ」を観ました。
監督のいろいろなお話を聞けて非常に有意義な時間を過ごせました。
で、この作品と強引に結びつけて紹介してみると。


「才能とか芸は相手に分かってナンボのもの。
 自分の個性や能力を伸ばすことだけ大事にして、人に対してどういうものかっていうことを
 我々(富野監督)の世代は教えてこなかったんじゃないか、という感じがある」

だからこそ、

「その集団にとって彼(アムロ)が必要な少年になるのかならないのか、そういう社会の関係性を描いていきたかった。
 それを一生懸命入れる努力をしたのが25年前の作品」

「(才能をあえて)叩く機会を作ってあげないと、漠然と『好きなものをやっていればいい』という、
 大人になっても、極めてアバウトなオタクにしかならないんじゃないかな」

いやはや。
キラ・ヤマトといいフリーダム(ストライク)といい、福田監督や森田氏の頓珍漢な発言といい、
この作品がどうしてここまでつまらないモノになっているのか、この辺りの内容で一発回答されてますな。

ランバ・ラルは「子供が欲しかったのに子供ができなかった」という設定があった。
そして彼がアムロを第1印象で観た時「とても好きな少年」だった。

ここで大事なのは、こういうバックボーンを視聴者は知らなくても、
あのシーンでそれが(漠然とかも知れないけど)読み取れる所にあるんですよね。
だからこそ、20年以上経った今でもそれが「生きた言葉」として印象深く残っているんだと思う。

この後、アメリカとイラクの戦争に関連付けた内容になり、

「アメリカは武器の性能で押さえ込んだだけで、
 アメリカの文明(思想かな?)が、イラクの紛争を解決したんじゃない」

太田光氏のこの指摘は核心を突いた発言でしたねぇ。
富野監督も「道具で人が抑えられるかと言えば、抑えられませんよ」と太田氏に完全同意。
また監督は「ヒューマンリレーションズ(組織における人間関係)が尊重される社会でないと紛争は解決しないのに、
圧倒的な力を持ってしまったために、方法論としてわからなくなっている」とも。

これらの指摘はこの作品が抱えている問題点を浮き彫りにしてくれてますなぁ。

この作品の何が性質が悪いかと言うと、作品の根幹に関わるであろうテーマを正面から描かないだけでなく、
キラやラクスの数々の胡散臭い言動のみで、全てが収まるような方向性で描いている所にあると思うんですよ。
そしてキラやラクスの言動を支えているモノは何かと言うと。

最強の兵士・最強のモビルスーツ・最強の戦艦なんですよね…(;´Д`)

この作品が面白いと思って観てる極一部のアレでアレな人々もこの番組を見て、
「あれ、なんかおかしいぞ?」と少しは疑問を抱いてくれるといいんですけどねぇ。
(単純に「好みの問題」なら別にいいと思うんだけど)

…なんて思ったけど、この作品を気に入ってる層が、好んでこんな番組見てるわけないか。
せっかく観ても「何を言ってるのかわかんなーい」で終わってしまうおバカさんだと意味ないけど(;´Д`)

で、これはオマケ(´τ`)σ
ワラタ(w

時代に取り残されまいと監督なりの表現論で新調した変な柄シャツ(w
それを太田氏にバッサリ切り込まれ、暴れだすトミーノ監督(61)
「可愛いオジサンだなと、嘘でも言え!」と締める図。

富野監督、あんたやっぱりサイコーだ!!

アバンタイトル前回の粗筋
ピザ、まだ届かないんだが。当方は現時刻をもって無料を請求するものである!

地球軍の新造戦艦・ドミニオン艦長となったナタル・バジルール少佐は、
まずは手始めにAA御一行様を血祭りに上げ、ブルーコスモスに忠節を示すのでした(裏脚本)

Aパート
▼これが両澤スタイル…圧倒的じゃないか!
よし、いくぞ!♪何が出るかな何が出るかな無敵のキラ。略して「私の無敵のキラきゅん♪」

別に期待はしてなかったけど、前回ああいう煽り方で締めておいて、その回答がこれかよ。
これだからこの作品のスタッフは何もわかってないと思うわけですよ。
アスランも同じように、特にピンチって訳でもないのに弾けてましたし。

つまり、この二人は種が弾けないと何もできないって事を演出したいワケか?

▼バンクばっかり。
騎士道とは!!相手の背後から…こっそり攻撃する事にあり!!
…俺ルールで勝って、それで満足なのか!?勝てばいいんだよ。勝てばな!!テメーがいつもやってる事だろ。ぶぁぁか!!

しかし毎度の事ながらバンクの使い方が下手だよなぁ。
全部ピックアップして紹介したいぐらいですよ。面倒だし重いのでやりませんが。

で、見得であるとか、似たようなシチュエーションを上手く利用して新カットへの繋ぎに使うならともかく、
一つの戦闘シーンをまるごとバンクで済まそうとする神経には呆れ果てておりますよ。

一応フォローしときますが。
前回のフリーダムは(上段の)レイダーのハンマー攻撃を回避してます(今回は命中)
が、その後、少し新作カットが入ってから下段のシーンに繋がってるのでほとんど意味なし。

全くフォローになってないのはさておき…。
まぁ両澤スタイルの影響を考えると、ある程度は考慮してあげないと作画チームも可哀相だと思いますが、
視聴者にはそんなお家事情など関係ないしなぁ。フィルムは結果が全てですよ!(受け売り)

▼相変わらず胡散臭い「戦闘」
どこを狙ってるんだか…(´,_ゝ`)プッナタルのクセに生意気な…死ね死ね死ね死ネェェ!!(適齢期を過ぎて恋人が出来ると、私もあんな風になるんだろうか…)

ホントつまんない戦闘だよなぁ。
なんで(相手が照準を定めて発射した主砲を)戦艦がこうも簡単に攻撃を避けられるのか。
そして何よりアフォだと思うのが、相手との距離感を全く描いてない事ですよ。「空間」を描けないの??

これだけミサイル食らっても撃墜されないのか…いろんな色のビームが登場してるけど…意味あんの?わざと狙いを外してるとしか思えん…

戦艦同士の戦いなら、
相手との距離(有効射程距離など)がポイントになるような描写で盛り上げるべきなのに、
ただ武器の名前を連呼して「撃てー」のみ。そして当らない。当っても戦闘継続に一切の支障なし。

前回、AAは右側のゴッドフリートを破壊されているのに、それにも一切触れないし。
右側の主砲が撃てないんだから、ナタルはその死角を突くように動くとか、そういう戦術を入れろよ。
前回のナタルやドミニオンクルーの有能ぶりはどこに行ったんだ。また脚本の都合か?(´,_ゝ`)プ

お待たせ、ワイヤー切れたよ〜よ〜し。クサナギ発進!(アスラン、今行くからね!)俺は「ナデ●コ」は嫌いなんだよ!!ヽ(`Д´)ノ

一方、クサナギはと言うと、ワイヤーを切断した後にようやく戦闘に突入。
地球軍のMS部隊もそれを待っていたかのように、ようやくクサナギに攻撃開始。

・・・ハァ??

…これはキミの発案かい?ええ、いけませんか?(結婚式にド派手な演出を好む…誰かへの当てつけか?)

アズラエル「そう言うからには、今退けば、次は勝てるんでしょうね?」
ナ タ ル 「ここで戦死されたいので?」

どの辺りで地球軍が押していたのか…もしかしてアズラエルって無能って事を描きたいワケ?
それともアズラエルを貶める事で、その対比としてナタルを有能だと描きたいワケ?

どちらにせよ、チープな演出であることには変わりませんなぁ( ゚Д゚)y─┛~~

それはさておき、今回もいつものように時間切れで撤退ですか。
名前のあるキャラクターはピンチらしいピンチも描かれず、そして当たり前のように戦死者も出ず。
戦術も戦略もない、行き当たりばったりの寸止め戦闘の何が面白いのか…スタッフにとことん質問したい気分。

(ナタルに先を越されるなんて…呪詛してやるわ!)

マリュー「さすがに引き際も見事ね」

だからどの辺りで引き際「も」という言葉が出てくるんですか、マリューさん?
アンタと比較すれば、確かに誰でも名将扱いになるのはわかりますが。

ま、こういうキャラクターを作ったスタッフに喝を入れるべきなんでしょうが( ゚Д゚)y─┛~~

僕たちも派手にやりたいもんだね、アスラン(どちらが花嫁衣裳を着るのか。それが問題だぞ、キラ?)

アスラン「しかし…あのパイロットたち」
キ ラ「うん。オーブの時にも感じたけど」
アスラン「ちょっと正規軍とは思えないな」
キ ラ「それに…ナチュラルでもないみたいだ」

意味不明。何がやりたいのか言いたいのかサッパリわからん。
相手が正規軍じゃなかったら、何か問題でも解決するのかね、アスラン?
相手がナチュラルでなかったら、戦闘が有利になるとでも言うのかね、キラ?

もう何回も何回も書いてますが、その場の雰囲気だけで台詞を考えないで下さい。
両澤スタイル、カッコ悪い。

Bパート
▼よかったね
(例のごとく動きます。画像にカーソル合わせて→右クリック→再生)

ぼくのかんがえたふりーだむがんだむはつよいんだぞー(1ねん4くみふくだみつお)

 みつおクンはどうも独りよがりな所があるようです。
 少しは周りを見て、みんなと歩調を合わせる事を覚えていかないといけません。
 お父さんお母さんも、家庭内でそれとなく諭してあげて下さいね。

▼すごいですね
…これは堪らん!貴様も腹の具合が悪いのか、ラウ・ル・クルーゼ!

お前ら…コクピット開く前にエアチェックぐらいしろよ(;´Д`)
大体、なんでヘルメットを脱ぐ必要が??

チェックメイトだ。お前はここで死ぬんだ、ディアッカ…ちょ、ちょっと待ってくれよ。そりゃ俺に恋人が出来た事を妬む気持ちはわか…(パーン!)

ディアッカ「イザーク…」
イザーク 「敵のそんな言葉を信じるほど、俺は甘くない!」
ディアッカ「オレはオマエの敵か?」

甘くないと銃を突きつけるなら、
イザーク隊長はどうして戦闘を中断してまで話し合いに応じたんでしょうネ。

どうせ銃を突きつけるなら、この後のディアッカの言葉を聞いてからやればいいのに。
それが話し合いに応じた以上、筋ってもんでしょ?

その場その場の演出ばかり重視してアフォらしいの一言。

▼また脚本の都合か…
なんじゃこのデザインは?「バイオハザード」でこんなシーン見たような記憶が…

この作品の駄目さ加減がこのシーンに集約されてますな。
つまりムウとラウの戦闘もキラがそれに割って入ったのも、
全てはこの施設に彼らを集めんが為に描かれていたってわけだ。もう何もかもがアフォらしい。

よくもまぁこんな適当な演出とシュチュエーションだけで物語を構成できるな。
プロとして恥ずかしくないのかな?

両澤スタイルの恐るべし本質は向上心と羞恥心の欠如か…やれやれ( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )

▼超魔術?
ハンドパワァァ!正面の客席:き、消えた!?側面の客席:丸見えだっつーの!!

これは私の勘違いかなぁ。でも何度確認してもそうとしか思えないんだけど。

上の画像を見て下さい。何か変だと思いませんか?
銃弾の飛んできた方向は火花などからわかると思います。
で、1枚目と3枚目のムウとキラの位置を確認して下さい。そしてムウが銃を撃っている方向も。

コナンくん「あれれ〜? ムウのおじさんはどこに向かって銃を撃ってるの〜?」

最後に
今回は最強の龍と虎コンビなので内容はサッパリ。ツッコミ所しか記憶に残ってないな。

これは個人的な興味としてですが、吉野氏の生脚本を一度読んでみたいなぁ。
どの程度、両澤スタイルに侵食されているか、それが知りたい。

あ、大事な事を忘れてた!!

▼今回のカガリちゃん!
(へへ、一度言ってみたかったんだ!)

「ゴッドフリート1番2番、てぇー!」

ちょっとは出番があって良かったネ(´ω`)

さて、次回はいよいよ両澤超先生御自らご出陣のようです。
どうなります事やら(´,_ゝ`)プッ

駄作の道、いつまでも走ってろフリーダム!

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