常磐プロジェクト

(花火大会2連発の旅)

 

いわきには大学時代の友人がいる。その友人を訪ねようと思ったのがこの旅行の発端だったが、あいにく予定が合わずに計画の段階から出鼻を挫かれた形になった。それでもいわきからどこかへ足を延ばせないかといろいろ見たら磐越東線と水郡線に乗りたくなった。郡山で一泊したら袋田の滝まで行ける。何かの機会でもないと行かないような、私の中では非常に地味な地域である「常磐」を今回そのアウトラインをたどってみようとまずは「スーパーひたち」に乗って泉で下車。塩屋崎へと向かった。

写真は塩屋崎灯台から見たいわきの海岸。砂浜が白くとても美しく見える。降りて歩いてみると、ところどころで「キュッキュッ」と鳴るところがあった。綺麗な砂浜という証拠だろう。

塩屋崎は、映画「喜びも悲しみも幾歳月」のモデルとなった場所で私はこの映画が好きなのでここには一度は来たかった。この映画に影響されて機会があれば全国の灯台を巡っているわけである。しっかりと「灯台守の歌」の前でも記念写真を撮ったりした。

天気が良く、海水浴客も多く出ていた。そんな中、水着も着ないで海岸をうろうろしているのはまた何となく違和感があったが、夏の海らしい写真が多く撮れた。

午前中の撮影を塩屋崎で終え、いわき駅で小休止。午後は県立公園にもなっている「夏井渓谷」というところを訪れる予定である。

磐越東線の江田駅を出て、歩くこと約30分。夏井渓谷に到着。いわき付近のお勧めスポットとして友人から教えられたのだが、写真の通り。自慢の流れは夏ということもあり(?)渇水していた(ように見えた)。景勝としては優れたものだと思ったが、やはり県立公園どまりの場所なのか(どうかはわからないが・・・)。

まあ、人などほとんどいなかったのでのんびりするにはいい所だったが・・・。

さしたる戦果もなく、とぼとぼと無人駅まで戻り、何をするでもなく列車を待っていた。

 

写真は「袋田の滝」、一時「ふくろだたき(袋叩き)」などと茶化していたこともあったが、この迫力。茶化していて申し訳ない、という感じである。とにかく素晴らしい滝だった。日本3大瀑布に数えられているだけのことはあるだろうと私も認めた。(私が認めようがどうでもいいことだが・・・)

それはさておき、前日は郡山(サウナ)で泊まったが、そこで花火大会があり、久しぶりに花火の写真を撮ってみようと思った。それで駅から決して近くない道のりを歩いて行った。市民球場で打ち上げているようで外から見ていてもそれなりに盛り上がっていたように思う。ほとんど真下だったために首が疲れた・・・。人波にも酔ってしまった。そして袋田までの道のりで水郡線の半分は眠っていた。

日立電鉄、常北太田駅で。JRの常陸太田駅とほとんど隣接している駅である。この列車に乗って鮎川という駅に行く。特に日立電鉄乗り潰し以外の目的もなかった。

この列車は電車のくせに冷房がない。窓を開けて車内は扇風機が回るのみである。もとは東京の地下鉄の車両だったらしい。窓を開けても熱風ばかり・・・。
おまけに終点の鮎川は私の感覚では地味すぎる。見るべきものがあったかどうかもわからない。すぐさま引き返し、大甕(おおみか)からJRで水戸に向かった。

大甕で浴衣姿の女性を何人か見かけ、またどこかで花火大会でもあるのか、と思っていたら水戸で花火大会があるとのこと。駅周辺は大変な混雑だった。千波湖という駅近くの公園で行なわれるらしく、これも何かの縁とばかり人波に流されるように会場へと歩いて行った。
「今日は浴衣のオネ〜サンでもスナップするか」と開始前はそんなことを考えたが、花火が一発あがるや否やそのような考えは雲散霧消した。まったく優柔不断な旅行者である。

2時間くらい花火をまたまた堪能した後、勝田のサウナに転がり込んでゆっくり眠った。

旅行最終日。勝田から出ている茨城交通沿線を散策しようと、まず終点の阿字ヶ浦まで乗って行った。写真はその阿字ヶ浦のホームで撮ったもの。ポカーンとした雰囲気のこの終着駅は実に私好み。地味な沿線で、別に無理して来なくても良かったかな、と思っていたところだっただけに印象は一変した。調子に乗って阿字ヶ浦の海水浴場に足をのばしたが、そこはどこにでもあるような海水浴場で天気もうす曇だったので「つまらないなー」と一瞥して、もう一つの訪問地、この鉄道の要衝でもある那珂湊まで戻った。

那珂湊では港付近を散策。その後は田園地帯で鉄道写真などを撮っていた。水戸に戻ったのは正午過ぎ、あと半日ぐらいは何とかしたいなー、と考えていた。

水戸。
昼食で「長崎チャンポン」とある店に入ったが、とても不味かったので大変気分を悪くした。(私は麺類では「ちゃんぽん」がとても好きである)
せめて偕楽園くらいは話の種に行ってみようかと思ったが、この真夏のこと、「梅で有名」という情報しか知らないので、「夏」という要素は条件外。結局復路にかかる時間を考えて帰ることにした。
口ほどにもない奴だと自分でも思ったが、暑さに参ったのも事実だった。

写真は水戸駅前の様子。黄門様ご一行の像がある。楽隊が演奏していなかったら(絶対に)記念撮影をしていただろう。

この旅行では花火を楽しめたことで、夜も退屈することがなかった。撮影地が点在したのは疲れたが、いわき海岸や袋田の滝など印象に残る景色もあった。今度行く時は、友人との再会も果たしたい。

常磐プロジェクト おしまい

 

 

 

 

 

 

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