『三蔵×悟浄 小説見本』
  文 晶山嵐子SyouyamaRanko

作成 02.07.06


 ああ……ムカムカしやがる……
「三蔵、どう行きますか?」
 煙草が渋い、苦い。
 なに?
 何言ってる?
「三蔵?……もう、しょうがないですね
ぇ。さっきの戦闘で疲れましたか?
 悟浄、どうしたもんですかねぇ」
「あぁ?そいつにわかんねーもんが俺に
分かるわきゃねーだろ?俺だって、腕落
とされかけたんだぜ?」
 眩しい……
「うけけっ。だって、ばっかだもーんっ
!?悟浄ったら、のろまなんだよ」
「あっ、この猿っ!?てめーにいわれたか
ねーぜっ!?馬鹿野郎っ。ちょっと美人だ
ったからくらくら来ちまったんだよっ」
「ああっ!?お願いですから、後ろで暴れ
ないでっ!?また川に落ちますよっ!?」
「やっ、お前こそっ前見て運転しろっ!?
ぶつかるっ!?」
 夕日が……眩しい……
 キキーッ、とジープが甲高いブレーキ
音を出して変に過重がかかる。
「下手くそ野郎……もっと丁寧に運転し
やがれ。こんのぼけ那須」
「ほっとけ、八戒。地図出せよ」
「はい、どうぞ。でも、そんなに丁寧な
地図じゃないですからね。ここも表記さ
れてませんよ」
「カーッ!?なんだよこの地図っ。天竺し
か書いてねーっ」
「まぁ、御えらい方々の御考えになるこ
とですからね。凡人には理解できません
ねぇ」
「や、そーゆー問題じゃねーだろー?人
にあんな遠くまで行かせようとしといて」
「ですが、これが現実ですよ」
「腹減ったーっ、これも現実ーっ!?」
「うっせぇっ猿っ!?」
 なんでこんなに夕日が目に痛い…………
「ですが、本当に……街を見つけないと
食事がねぇ…………野宿も厭ですねぇ。
本当ならここらへんに街がある筈なんで
すよ。この地図には書いてますけどねぇ。
けっこう大きな街らいしんですが」
「野宿厭っ!?メシっメシメシメシっ!?腹
へっターッ!?八戒が街があるから我慢し
ろって言ってたのにーっ!!ねーじゃんねー
じゃんっねーじゃんかよーっ!!」
「うっせーっつってんだろっ!?こんのボ
ケ猿っ!?俺だって減ってんだっ!?ちった
ぁ黙ってろっ!?」
「うるっせーんだよっ!?このぼけたわけ
共がっ!?」
「うぉっ!?」
 懐から拳銃を抜いた。
 構えた。
 撃った……
「三蔵…………あなた、何考えてるんで
すか?」
 眼鏡の下から冽たい緑の瞳が俺を見る。
 奴が俺の手を下から叩き払ったから…
…拳銃持ってる俺の手は天に向かって引
き金を引いた。
「悟浄に当たるのはいいですが。この距
離で撃ったらジープまで貫通するじゃな
いですか」
「てめっ!?八戒っ。ジープの心配だけかっ!?
 三蔵っ!?てめーもっ、今、俺の心臓狙
ってただろうっ!?」
「うるっせーなっ!?何車止めてやがるっ!?
さっさと走らせろっ!?」
 八戒が振り返ったからか、ジープは止
まってる。
 立ち上がっちまったもんだから、遮る
もんもなくて、眩しい………………赤い
……紅い、血のように紅い…………
 紅い…………
 ナニ?
「だから……さっきから相談してるじゃ
ないすか。どう進みましょうか、って」
「はぁっ?んなもん、夕日にまっすぐに
決まってんだろうがっ!?」
 太陽を直接見ないように夕日を指さす。
 三人が不可思議な顔をしてる。
 なんだ?あ?
 文句があるんならはっきり言いやがれ
っ!? 
「見えないんですか?三蔵」
 八戒が困ったな……という顔してやが
る。
 ナニ?
 何が一体…………
 眩しい……
 紅い……
「何が?」
「山が」
「は?」
 眼鏡が右側を指さした。
 だから、それは夕日の方だろうがよ。
なんだ?こいつは何を言って……
 あんなに紅い夕日があるじゃねぇか。
「西に向かってまっすぐ来たら、突然山
が現れたんで、右に行こうか左に行こう
か聞いてたじゃないですか」
「まっすぐに決まってんだろ」
「だから、三蔵……」
 八戒がため息ついてやがる。
 グラスを通すとましかと思って坐った
けど。フロントグラスを通しても、やっ
ぱり夕日は赤くて眩しい。
 ああ……苛々する。
「目の前に山があるんです。迂回しなき
ゃ行けないんですよ。どうします?」
 さっき左に曲がったから……夕日を右
に見てる。
「だから、どこに山があるんだ。さっさ
と右にハンドル切って直進しろ」
「だーっっっ!?こんのっくそぼーずっ!?
脳味噌たりねーのかっ!?その目は近くよ
り遠くが見えんじゃねーのかよっ!?老眼
がよっ!!」
「眩しいほど夕日が見えてるわ。クソ河
童。何わめいてやがる」
「三蔵?」
 また、三人が止まった。
「なぁなぁ、三蔵?」
 あー、なんかそのでかい目ぇプスッ、
と指でさしてやりたいような顔出すんじ
ゃねーよ。
 猿が右手を指さす。
「今、山があそこにあって、夕日なんて
当たってないよ?」
「あぁ?」
 猿がなんか言ってる。河童が頷いてる。
眼鏡がジッ、と俺を見てる。
 苛々する。
 俺はザッ、とジープを降りた。夕日に
向かって歩く。
 歩く。
「あっ!?」
 後ろで声がした。
 慌てたようにジープが追いついてくる。
「なんだこれっ!?山はどこ行ったんだよ
っ!?」
 なんか言ってる。
 山なんざ元々どこにもねーよ、バカ。
「三蔵、乗って下さい」
 ジープが俺の横で止まった。
 俺は止まらずに歩く。
 今、お前らの傍に居たくねぇ。わけわ
かんねぇぞ、お前ら。
 いらいらするんだ、ほっといてくれっ。
「三蔵っ」
 紅い……
 紅い、夕日。
 紅い……
 紅い、髪……
「くっらっクソボーズっ!!何意地張って
やがんだよっ!!」
 紅い、瞳。
 紅い……
「うわっ!!」
 夕日が瞳を刺した。
 俺の手が……夕日に伸びて……
 赤い髪が地面近くでのたうってる。
「てめっ!!三蔵っコンボキャーッ!!今、
俺の眼球触りやがったなっ!!」
 紅い瞳で俺を見て怒鳴る。
 指先が濡れてる。
 ああ……眼球って結構硬い……
 触ったか……
 そうか。触ったのか。
 俺の手が?
 どうして?
「目に指なんか突っ込むなよっ馬鹿野郎
っ!!潰す気かっ!!」
「塚が……」
 紅い髪の向こう。
 夕日にかき消されるような苔むした塚
があった。
 さっきまで見えなかったのに。
 見えなかった……だけ、だろうか?
 そう言えばこいつら何か言ってたな。
 山があった……って。
 ここに。
 この場所に山があったから迂回しよう、
って……
 なんだ?
 何が……気にかかる?
「塚?どこに?」
 紅い目で夕日の方を見て……首を傾げ
る血の色の頭。それ……ぶっぱなしてや
りてぇ……
 もういい。お前達は……
 頼むから、今、俺に何か言うな……
 苛々するんだ。
 苛々……する……んだ…………
 紅い……
 夕日が赤くて……
 塚が……紅く燃えてるようだ。
 その塚の傍に寄る……けれど、もう全
然文字は読めない。
 古いな……。
 古い……
 もう角が落ちて苔がかなり中まで侵食
してる。石の隙間に土が入ってひび割れ
て、雑草まで生えてる。
 三、四十年…………ってとこか……
「あー……三蔵。ちょっと聞いてくれま
すか?」
 八戒がジープを降りてきた。俺の隣に
並ぶ。
「現状認識をしましょう。ね?
 あなたには今、何が見えますか?」
「…………………………なんなんだ、て
めーら……さっきからわけのわかんねー
こと言いやがって……」
「あのですねぇ……どうも、あなたと僕
達で見えてる物が違うようなんですよ」
「あ?」
 困りましたね、といういつもの顔で八
戒が行った。
「つまりは……
 人間と妖怪……ってことなんでしょう
けど」
 八戒がにこっ、と笑って俺を見た。
 こいつが笑うとやばいんだ。
 何?何が緊急?危険?
 何が?
「やっと僕を見てくれましたね。三蔵」
 ホッ、としたように八戒が笑みを柔ら
かくする。両手を広げて辺りを見回して、
俺を、見た。
「僕達には、ここは岩山に囲まれただだ
っぴろい荒野にしか見えません。盆地の
ように岩山が競り上がっていて、夕日も
見えません。
 あなたの言う、塚も見えませんよ。
 あなたには何が見えてますか?」
 八戒の後ろで悟浄がえらそうにふんぞ
りかえってる。悟空が大きな目で心配そ
うに俺を見てる。
 多数決なら、俺の瞳がおかしいってこ
とか?
「ここに」
 俺は塚を指さした。
 一メートルぐらい先に塚がある。
「塚がある。
 さっきからずっと、俺には山なんざ見
えてなかった。
 今もまだ……夕日が凄い眩しい」
 八戒が…………大きなため息をついた。
 天を仰ぐ。
 空も大地も……すべてを真っ赤に染め
て……
 紅い……
 夕日がとても赤くて……
 目が……痛かった……
 紅い……
 血(あか)い……
 笑い声を聞いたような気がした。
 泣き声を聞いたような気がした。
 うるさい……
 苛々する……
 いらいら…………する……
 空が……紅い……


 

 

 

 

 

 

50pぐらい中略

 

 

 

 

 

 

 


 野宿。
 すでに八戒と悟空はジープで寝ていた。
 悟浄は尿意をもよおしてジープを降り、
林の中に入る。ちょうど泉があったので、
手を洗って振り返ったら…………
「さっ…………三蔵っ!?」
 ふらり……と、宵闇に現れた法衣では
幽霊かと見間違うというもので。
「なんでてめーがここにいんだよ」
「お前は何のためにここにいるんだ」
 詰問をそう問い返されては……悟浄は
黙り込むしかない。
 そういやそうか……と、くちびるを尖
らせる。
 すっ……と、三蔵が悟浄にハンカチを
出した。
「お、サンキュ」
 何の疑問も無く悟浄はそのハンカチを
とろうと手を出して………………手首を
引っ掴まれた。
 突然引っ張られて、悟浄は近くの立木
に鼻からぶつかった。
「いってーぇっ!?てめっ……何し………
……………何してやがるっ!?」
 悟浄は木を抱くようにして、木の向こ
う側で自分の腕が結ばれているのに気付
いた。法衣のあまり布のハンカチは、妖
怪にはちぎれない。
 細いハンカチだったけれど、親指二本
を結ぶには十分の大きさだった。
「バカだバカだと知ってはいたが、本当
にバカだな、お前は」
 悟浄の足の届かない木の向こう側で、
三蔵が腕を組んで大きなため息をつく。
 三蔵はゆっくりと悟浄の後ろに廻った。
 三蔵の方を振り返ることができず、相
手が視界にない不安に悟浄はさいなまれ
る。
 三蔵は…………何をするか、……分か
らないのだ。
「何をしやがるっ!?これ外しやがれ!!」
 悟浄が手首を大きく揺らす。そうする
と、親指の筋が吊るような痛みが走った。
 三蔵は悟浄の後ろに立っていた。
「何をする……か。
 それをいちいち言わなければ行けない
ほど、お前はバカか」
「な……ん……!?」
 反論しようとした悟浄のくちびるに指
が触れる。
 己の指であるはずがなかった。
 その指がゆっくりとくちびるの淵をな
ぞった瞬間、悟浄は激しい嫌悪感に全身
を貫かれた。振り払うようにその指から
顔を逸らせる。
「やめろ!!」
 一旦離れた指が再び肌に触れた。
今度は首に。           
 身をひねって逃げようとする悟浄の腰
を細い腕が固定した。        
 指が細かく蠢きながら降りて
いく。  
 襟から指を差し込み、ボタンを外して
いく。
 三蔵の行動の先は明らかだった。悟浄
は死にものぐるいで抵抗を始める。  
「今更抵抗しても、おせぇんだ
よ」
 前をはだけられ、三蔵の指がベルトに
かかった瞬間、悟浄の腰に三蔵の腰が押
しつけられた。腰を抱えられてそうされ
ると、既に悟浄には何の抵抗の術も残さ
れてはいない。
 助けを呼んでもこの距離では聞こえは
しないだろう。たとえ聞こえる距離だと
しても、助けなど呼べるものではなかっ
た。見られたくはない。
 三蔵の指はそんな悟浄を見越してベル
トをゆっくりと外していく。 
このような野外で肌を暴かれる恥ずかし
さなど悟浄は微塵にも感じなかった。
 ただこのような行為と、それを行おう
とする男への嫌悪しか感じなかった。
 そして、その行為を油断してさせてい
る自分に凄まじい吐き気すら催した。
 また……だ。
 また………………油断、した。
 己の腰にあたる三蔵のモノが余計に悟
浄にその感覚を誘い、煽った。下履きの
上からいずれ入るべきそこに押し当てら
れる。
「てめーっいい加減にしやがれっ!?何度
も何度もっまた俺を血まみれにしてーの
かよっ……!!」
 三蔵の指が悟浄に絡まる。もう片方の
腕で悟浄の下履き足から抜かれた。
「はぁああ……あぐっっ……!!」
 三蔵の指がおもいきり悟浄を扱き上げ
た。
 ガクガクガク と悟浄の全身が断続的
に震える。
 三蔵は、悟浄自身の体液で濡れた指を
先程まで己を当てていた箇所に忍ばせる。
「俺も猿じゃねぇ。同じ失敗はしないさ!!」
「……ぐう…………っっ」
 指が悟浄を抉った。
 異物に急激な締めつけを見せるそこを
反抗するように広げて掻き回す。
「……つぁ……ぁ……ぁあ……」
 せつなげな悟浄の声が空に吸い取られ
た。
「……ひぃっっ……」
 指をひっかくように引き抜くと、悟浄
の膝を折らせ、三蔵は己自身で突き上げ
た。
 四つん這いよりも肩が上がっているだ
け苦しい体勢で。
 その、労りも、ろくな愛撫もないその
行為に、悟浄はただ苦鳴を上げるしかで
きなかった。
 声を噛み殺すことなど全く不可能だっ
た。
 林に引き裂かれる悟浄の声が、高く、
殷々と響いていった。

(「三蔵×悟浄」より)

 後30pぐらいエロばっかり……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 警告!

 以下、「三蔵×悟浄」のストーリー中のエロ部分なのですが、
教育的指導により「猟奇的性行」にて別冊となった猟奇的エロ部分の一部です。
流血と暴力シーンが過激ですので、ダメな人は絶対に下に降りないで下さい。

避難

発行本リスト 小説目次

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「いっ………………てぇっ…………」
 悟浄は呻いた。
 血が目に入って痛い……
 口の中が血で固まって気持ち悪い……
 殴られた顔が……骨が軋むほど押さえ
つけられた腕が……容赦なく掴まれた足
が……
 慰撫も無く引き裂かれた最奥が………
………
「い……た………………ぃ…………」
 細い白い指が悟浄の頭を撫でる。
 細い白い指が悟浄の顔を撫でる。
 血の着いた……指で……撫でる。
 悟浄の髪を、綺麗な白いシーツに満遍
なく散りばめて……
 痛めつけられた悟浄の体を血だけをま
とわせてベッドに押し倒して……
 月明かりの中。
 白いシーツに悟浄は真っ赤に縫い止め
られていた。
 それは上から見るとまるで曼珠沙華の
華のような……美しさ、だった。
「綺麗だな……お前は………………悟浄
……」
 三蔵が……囁いた。
 普段からは考えられないぐらいとても
優しい顔で囁いた。
 悟浄の顔を撫でながら囁いた。
 優しく、引き裂けたくちびるの血を拭
ってくれて……
 優しく、溢れた涙を拭ってくれて……
 綺麗な黄昏の瞳で見つめてくれて……
……
 三蔵が……囁いた。
「もっと綺麗に…………してやろうな?
悟浄……」
「うっ……うぇっ…………ぇっ……」
 今、悟浄を血まみれにしたその指で。
 悟浄の血に濡れた紅い指で悟浄の頬を
撫でる。髪を撫でる。胸に顔を寄せて…
……… 
 ガリッ……
「あぅっ!?」
 乳首に歯を立てられて、悟浄は呻いた。
 まるで幼子が母親の乳をむしゃぶるか
のように。
 三蔵は悟浄のそこにくちびるを寄せ、
噛みちぎり、血をすすった。
「やめ…………てっ…………くれっ……
……さんっ……ぞっ…………おぉっ……」
 何度、悟浄はそう哀願しただろうか。
 まるで世にも妙なる美酒を舌で転がし
ているかのように、三蔵は甘い笑みを浮
かべて悟浄を見つめる。
「綺麗だよ…………悟浄…………お前は
……綺麗だ…………
 こんなに綺麗な赤……初めて見た……」
「ひっ…………ギャアアアァァァァッッ
ッ!?」
 三蔵が悟浄の頬から喉に撫で降りて…
…頸動脈のすぐ近くに爪を立てた。そこ
からガリガリガリッ……と、右脇腹まで
引っかき降ろす。
 ブシャアアァァッッ……と。悟浄の血
が闇の部屋に吹き上がった。
 三蔵の顔を真っ赤に濡らしていく。
 美しく笑っている三蔵の顔を血で染め
ていく。
 悟浄の血を自分の顔から胸になすり付
けて三蔵がのけ反って笑い声を上げた。
 さぁ……と、治っていく傷口を、何度
も何度も爪で抉ってげらげらと三蔵が笑
う。
 嗤う。
 悟浄は激痛に涙を溢れさせて悲鳴を上
げ続けた。
 爪で傷つく傷なんて、戦闘の時の怪我
に比べれば蚊が刺したような物だけれど。
 戦闘の時は戦闘モードに入っていて、
痛みなど殆ど感じてはいないのだ。
 闘いの高揚が体をあつくさせて……怪
我をして血が流れれば流れるだけ、本能
に火がついて敵を叩きのめす。切り倒す。
押しつぶす。
 みじん切りにした敵の血を浴びて……
嗤う。
 血を好む、妖怪の血を満足させて悦楽
に浸る。
 けれど……
 今は戦闘ではない。
 喧嘩でもない。
 ただ……貪られているだけだ。
 ただ、三蔵と酒を飲もうとしていたの
を、騙されて押し倒されただけだ。
 今も……まだ…………
 三蔵は悟浄の中に入ったまま。
 一番最初に切り裂かれて。
 ザシュザシュと犯されて……ざくろの
ように弾けたそこを、三蔵は悟浄の足を
持ち上げて月に晒した。
 どくんどぷん……と、血と精液が溢れ
る最奥を見つめて撫で回して……なめず
って、噛みついた。
「ギャアアアァァァッッッッ!?」
 そんな所を噛まれたところなど一度も
ある筈が無い。
 手足を切り落とされるのにも似た激痛
に悟浄は泣きわめいた。
 傷が治らない内に何度も抉られて……
切り裂かれて………… 
 ぐじゅぐじゅと……
 今も、傷が治らないままに突き上げら
れていた。
 否……
 三蔵はもう、動いてはいない。
 さっきから動いているのは悟浄の方だ。
 奉仕……しているのでは、無い……
 三蔵が悟浄を切り裂くから。
 三蔵が悟浄を引き裂くから。
 三蔵が悟浄を見て嗤うから……
 悟浄が悲鳴を上げて身を捩らせるのだ。
 その動きが、とてつもなく三蔵を締め
上げて、搾り取って、抱きしめる。
 三蔵はその美しい顔に残酷な笑みを浮
かべたまま薄いくちびるを舐め上げてう
っとりと紫の瞳を細めていた。
「綺麗だぜ……悟浄…………月明かりに、
紅い髪がほら…………お前はもう見え
ないだろうが、シーツもお前の血で真っ
赤なんだ。染め上げたようだぞ」
 今、このベッドの周りはまるで数十人
の人間が殺されたかのように血で染め上
げられていた。
「やめっ…………や……め…………て…
………くれっ…………さんっ……ぞっ…
………」
 ねっとり……と。
 三蔵が悟浄の胸から鎖骨に、首に、顎
に…………くちびるに……舌を這わせた。
 傷ついた最奥を抉られる事になって五
條が苦鳴を洩らす。目を瞑るとパシパシ
ッ……と、涙が睫毛から弾けて跳んだ。
「瞳を開けろ」
 三蔵の息を顔に感じて悟浄が首を振る。
「瞳を開けろ、悟浄」
 三蔵の手が悟浄の額にかかった。
 それは撫でるとかの動きではなく。掌
底で額をベッドに押しつけたのだ。
「目を開けろ」
 悟浄は動かせるだけ首を振った。
 横に振った。
 その……途端。
 パキンッ!?
 悟浄は脳味噌の中でガラスの花瓶が砕
け散ったかのような衝撃を感じた。
 どろり……
 左耳から血が溢れて行く。
「次はこっちの耳を行くぞ?」
 あまりのことに悟浄が目を開けた時、
三蔵が悟浄の頭を抑えたまま左手を振り
上げていた。
 頭を抑えて左耳を強く叩かれたために
鼓膜が破れたのだ。

(「猟奇的性行」より)

これが冒頭。進むに従って、どんどん三蔵のすることはひどくなって行きます。
誰も死にません。後遺症も無しです。
スプラッタムービーが平気な方には楽しいと思われ……(私がスプラッタムービーって観ないので良く分からないのですが)

この三蔵は妖怪の罠にはんなりとかかってますので、平常がこうじゃありません。平常はちょっとうえの、ちょっと無理矢理チック。

後30pぐらいエロばっかり……

古代中国とか、めっちゃ得意分野だったことを書いていて思い出しました。(原作が古代かどうかは別にして)凄く書きやすかったです。えへ。

嵐子は三蔵ファンらしいことがわかりました。
三蔵……滅茶苦茶サディストです;(てか、嵐子がな;)

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らん子
 活動内容に興味を持っていただけましたらサークル案内を御覧いただけると嬉しいです。

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−Test IE5 ONLY− SORRY!
2000.6.1

そろそろ結婚適齢期??? 専門学校情報が満載♪ そろそろ結婚適齢期???