中山さん御本人によると、「書いているうちにテーマが光と闇の成り立ちへと移行していった」作品だそうです。
魔法や自然などに興味を持つ人には楽しめる作品だと思います(FT以外の意味をくみとっていくにはちょっと深読みが必要かもしれませんが…)。
アルディア国に流れついた変死体が、平和なアルディア国に闇の力の台頭を知らせます。ほどなくして、闇のはびこるディンドリオン国から逃れてきた王女サシャの出現により、王女アルディアや魔法使い見習いの少年アーサーは、災厄を水際で阻止すべく北へ向けて旅立ちます。
作中にある「大地が記憶している創始の光」「影が集まる場所の中央にありながら、一切の悪しき者を寄せつけない古い道」「鋼鉄の剣で倒せない敵が、ひとつの石つぶてで倒れた」という箇所などは、一見すると「魔法FTにある設定上のもの」として解釈することもできるかもしれませんが、よく考えてみるとこれらは現実世界にもそれによく似たようなものが存在しているようにも思えます。
「読んだ本のなかで印象に残る言葉」としてわたしが記憶している「魔法使いになるということは青い闇の国へただひとり旅だつようなものだ。行きつける者は少なく、無事に戻ってくる者はさらに少ない」とものは、この単行本3巻に収録されている「青い闇の国から」に記されていたものです。
この言葉は魔法だけではなく、研鑚や学びなどが必要とされるすべてのことにいえるのではないか?と思います。
同時収録作品 |
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| 作品タイトル | 収録巻 | |
| 青い闇の国から | 3巻 | |
| リンガルの稜線 | 3巻 | |
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