☆洞爺湖in再生への序曲
第一部 シンポジウム「火山と湖と観光地の可能性 マグマが教える予知と利用」
| ○コーディネーター | 社会安全研究所所長 | 木村拓郎 |
| ○パネリスト | NPO島原普賢会理事長 | 大町辰朗 |
| 道立地質研究所エネルギー科科長 | 秋田藤夫 | |
| 北海道大学大学院理学研究科教授 | 岡田弘 | |
| 虻田町町長 | 長崎良夫 |
シンポジウムと銘打ってはいますが、難しい内容ではなく、各先生がご自分の
専門分野のお話を、言葉を選んでとても分りやすく説明してくださいました。
コーディネーターの木村拓郎さんが司会進行、パネリストの先生方が順番に
お話をしていくという形式でした。
◇温泉で噴火予知!?◇
まずは道立地質研究所エネルギー科科長の秋田藤夫さんのお話から。
OHPを使って、温泉・地下水の温度、水位と有珠山との関連性をお話して
くださいました。
洞爺湖温泉では資源保護のために温泉の温度、水位などをモニタリングしている
そうなのですが、そのデータがなんと噴火予知に使える!!という実に興味深い
お話。
また、今回の噴火によって洞爺湖温泉の資源価値が上がったというお話も。
具体的には……
●噴火後の温度上昇
●水質の増加
なんでも、洞爺湖温泉では湧き出してくる温泉の温度がじわじわと下がっている
らしいのですが、今回の噴火の後、湧き出してくる温泉の温度が一気に上がったそうです。
さらに、温泉に含まれている成分も濃くなったそうです。
つまり、今回の噴火で洞爺湖温泉の水はパワーアップしたってことですね。
◇今なら安全に火山活動を目の当たりにできる!!◇
つづいて北海道大学大学院理学研究科の岡田弘教授から。
有珠山が地域の人々に恵みを与えてくれる山なのだということを繰り返し強調
していらっしゃいました。
まずは、マグマの活動が終息したという説明。その根拠として
●2000年の8月から虻田新山隆起域が隆起から沈降に転じた
●2000年の9月から地震活動が低下し、噴火前の状態に落ち着いた
という二点を挙げていらっしゃいました。
つまり、今虻田町に行けば、安全に噴気活動や小噴出を見られるってわけですね。
「金比羅山から白い水蒸気が出ているじゃないか、という人がいますが、
明治の噴火口も未だに白い水蒸気を上げていますので、心配いりません」
と教授も太鼓判を押していました。
◇住民パワーで行政を動かせ!!◇
次はNPO島原普賢会理事長大町辰朗さんから。
虻田町の人々と同じく、火山の麓で生きる方々のお話と励ましでした。
大町さんたちは、火砕流から身を守るために、住民運動で行政に働きかけて
広大な三角州地帯のカサ上げ工事を成し遂げたという実績の持ち主。
黙っていても行政は動いてくれない、地域住民の力を合わせて行政に働きかけて
いくしかない、ということを強調していらっしゃいました。
◇町長からの決意◇
最後に長崎良夫虻田町町長から。
秋田さん、岡田さん、大町さんのお話をまとめた上で、湖と火山を活かした
街づくりをしていく決意を述べられた上で、今回の噴火で誰一人犠牲者が出なかったのは
決して偶然などではなく、人々の努力があったのだということを強調なさっていました。
あと、こんなお話も…
「岡田先生とも話していたのですが、今回の噴火で沼ができました。
そこに鮒でも泥鰌でも放して、遊歩道を作って観光地にすればいいという
話がでました」
当然鮒で思わず笑ってしまうわたしたち。
◇感想◇
木村さんの司会進行もとてもわかりやすく、各パネリストの方々も火山に知識のない
人にもわかるように言葉を選び、噛み砕いて話してくださったので、とても楽しい
シンポジウムでした。
なお、上のレポは文系のウロコダンゴがメモと記憶を頼りに再現したものですので、
間違いなどあるかもしれません。その場合はお手数でも
miniteru@post.tok2.com
までメールいただけましたら幸いでございます。
第二部はいよいよ鮒登場……
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