5.2 場所移動のきっかけは?
遠浅の砂浜で、数釣りをしていると最初は入れ食いだったのに段々と釣れなくなってきます。そこで、場所を移動するときの判断は?最初に釣れていた数の3分の1程度。または釣れるキスのサイズが極端に小さくなった時。左右に20m〜50m移動します。この時、移動する方向ですが、基本的には潮上方向です。潮が右から左に流れていたら右方向に少し移動します。キスも一般の魚と同様に潮に向かって泳いでいますので、その方向に移動して群れを待ち受けると良いと思います。潮の流れが緩い場合は逆方向に移動する手もあり、また、次ぎの群れを向かえ撃つのなら先に潮下に向かうのも良いでしょう。とりあえず移動して釣れ具合で次ぎの移動方向を決めましょう。
5.3 広い砂浜のどこから釣り始める?
さて、広い砂浜のどこから入って釣り始めたら効率良くキスを釣る事が出来るのでしょうか?入門編でポイントを書きましたが、広い砂浜でのポイントですが、3つ決め手が有ります。一つ目は他力本願ですが、先客が入っているところです。特に地元の年配の先輩釣り師が入って居るところは実績場所です。地元の方は広い情報網をお持ちで必ずつれている情報をもとに釣られています。二つ目は潮目と根の状況です。少し高いところから見て大きく入った潮目や海の色の違った境界、根と奇麗な砂地の境界などを目標に入ります。最後に、砂浜の凹凸です。遠目に見て広い海岸線でも凹んだりしてます。それと、砂浜が大きくうねっているところ、砂が山になったり谷になったりしている所がありますので其処を狙います。凹凸のところでは山側から谷側に斜めに投げ込みます。出来れば、潮上から投げて手前の谷側の斜面を釣ります。
5.4 釣れる距離を掴むには?
さて、入る場所を決定したら、本日の釣れる距離(キスの溜まっている)を掴むのが更なる釣果につながります。仕掛けは、普段良く使う本数のものをチョイスします。餌はやや大き目に付けます。まずは、出来るだけ遠投して3色まで探ります。そうです、2段探りです。サビク速さはやや早目で海底の様子を同時にトレースします。ここで、当たれば重点攻撃に入りますが、当たらなかったら4色に投げて波裏まで探ります。これでも当たらない場合は、サビク速度をゆっくりして、先ほどトレースした時に覚えたヨブやカケアガリの場所を念入りに探ります。それでもだめなら場所を次ぎの砂浜の凹凸に移動します。これの繰り返しで早くキスの居場所を見つけましょう。餌の大きさやサビキ速度は当たったあと微調整して連で釣る努力をします。
5.5 悪条件下での釣りは?
前日、雨が降ったり、低気圧が通過して風波が高かった後、どうしても、濁りが入ったり海藻、ゴミが多くて、条件としては悪くなります。この時に、キスを釣る手は?海藻ゴミもまったく釣りにならないぐらい酷い場合は場所変更かあきらめるしかないでしょう。しかし、どうにか、1色はさびける場所が有るはずです。海岸全体を見て海藻ゴミの打ち上げられた量から前日の風向きを見極めます。出来るだけ少なそうな所に入って見ましょう。潮の流れ具合によっては岸のゴミの量と逆に海の中は少なかったり多かったりしますので、仕掛け無しで投げて探ると良いでしょう。ゴミが多く溜まっている場所からやや少なくなったところにキスが溜まっている場合もあるので、全然ゴミの無いところで駄目でも少しゴミのあるところに近寄る手もあります。濁りの場合は、広い海岸線を見渡すと必ず濁りの薄い場所が有ります。潮目だったり、払い出し、川の流れの潮上などです。河口は本来濁る場所ですが、川の流れがブロックになって潮目が出来て、其処だけ濁りが薄くなる場合があるので、良く見極めが必要です。悪い時は、悪いなりに観察して魚の気分で探して見ましょう!波が高めの時は、沖のカケアガリや払い出しで出来た溝などを攻めるとチャンスがあります。また、つぶ根の多い磯に近いポイントは波に強く濁り難いので、波の高い時ほど磯や根廻りを狙うとよさそうです。しかし、足場の安全を確保することが最優先なので、絶対に無理はしないように。
5.6 その他は?
餌ですが、その日やその場所で多少釣果に差がでます。ジャリメ一本でもOKですが、釣れるサイズが気になるなら、アオイソメも併用してみましょう。だいたい、アオイソメの方が大き目のキスが食うようですが、フグやメゴチが多い時は逆効果です。その時々で使い分けると良さそうです。もし入手可能なら東京スナメ(チロリ)が抜群の効果が出る場合があるようです。廻りがピンばかりの時に20cmクラスを釣ったなんて良く聞きます。高価なチロリは余ったら捨てずに持ち帰って冷凍にしたり、塩漬けにして次回使うのもお勧めします。死んでもチロリは集魚効果抜群です。
仕掛けの選択ですが、仕掛け編で書いた通りに色々な鈎の大きさ、種類、仕掛けの太さや長さが選べます。釣果を伸ばすには、まずは仕掛けの長さと鈎数を調整してみましょう。食い渋りの時は、全体的に鈎数を減らして、仕掛けの長さを長めに取り、漂う感じで攻めてみましょう。この時漂うためにも餌は短めに。また、アタルが食込みが悪い場合、餌の垂らしが長ければ短く、短い場合は長くと逆に餌付けして様子をみましょう。4本仕掛けでパーフェクトなら6本と増やしていきましょう。ある鈎数を越えると逆に釣れるキスの数が減り出すので一番高率の良い数の仕掛けを使うのも作戦です。また、釣り場を移動して次々に釣る場合、暫くしたら元の釣り場でもう一度竿を出すのも効果的です。次ぎの群れが入って溜まっている場合が多いです。釣り場をしばらく休めて順々に釣る事も頭に入れておくと良いでしょう。釣れた時の状況を把握してメモなどに残して、次ぎのシーズンに役立てるのも大きな武器になります。ではでは。
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