| 第15回 「エピローグ」 |
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不思議さや、珍しさではかなりありがたい出来事ではあったと思う。これでもラ
イターだし。 しかし、とにかく疲れた。もう、ぐったり。 う〜ん、眠いなあ…。 少しずつ、ジェリーさんにしがみつく腕が緩んでいたようだ。 がしっと腕をつかまれて、目が覚めた。 危ない、危ない。慌てて腕に力を入れなおす。 「危ないから、ちゃんとつかまってて!!」 ジェリーさんにも注意されてしまった。 一生懸命しがみついているうちに、あの路地についた。 「はい、着いたよ。大丈夫? 帰れる?」 「うううう」 うなったまま、バイクの後ろで寝てしまいそうだ。 「何か、ダメそうだなあ。やっぱ、家まで送ろうか?」 「あああ、でも…近いし…」 「危ないなあ、送るから、もうちょっと寝るの、がまんしときな」 「うん…」 眠いのをがまんして、やっと家の前に。 「ありがとうございました。でも、ジェリーさんも疲れてるでしょ? 家で休ん でいきますか?」 「ああ、うん。って、ええっ?! キョウコちゃん、ここに、一人暮らしじゃな いの…?」 「そうですけど?」 「そう言うのは、あんまり人に言わない方が良いよ」 「はあ」 「ね? じゃあ、帰るから」 「はあ」 「じゃあね? いいね?」 「はい」 何だか忙しそうに、ジェリーさんは去っていった。 ヨロヨロと、家に入り、着ている物もそのままにベッドにもぐりこむ。 「お布団、気持ち良い〜。あ、そうだそうだ」 カバンからジェリーさんの名刺を取り出し、それを眺めてにんまりする。 「今度は、ちゃんとお店に食べに行こう」 名刺を枕元に置いて、そばにあったミッフィーを、きゅっと抱きしめて、眠りに ついた。 私は、幸せな夢を見た。 あのシェフたちが、おいしいタコスを、山のように作ってくれるのだ。 「むにゃむにゃむにゃ〜、このイチゴタコス、おいしい〜」 終わり |
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後書き形式の座談会 at Hiromirin's house
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