前作『紫の悪魔』よりはかなり良い感じにはなってます。ストーリー的にもこっちの方が好きです。
が、なんだかやっぱり読んでいると違和感を感じるんですよね〜。
まず、繰り返しが多い。セリフ以外で書かれていた文が再び誰かのセリフとして書かれていたり、あるいは同じセリフを何度も繰り返していたり・・・。それがまずイヤになります。
専門的説明文がセリフで無くなったので、その点は読みやすくなってました。
だけどキャラ同士の会話はまだ一部でなんだかぎくしゃくした感じがあったり、主役の涼子の視点で書かれた部分がなんていうか・・・すごい思いこみの激しい人だな〜という印象と、次の瞬間に気分が180度変わってしまう移り気な人という印象。視野が狭いという気もしました。
時間の流れが唐突だな、というのも感じもあります。
全体の、というより一部の、なんですけど。
ワタクシが感じたことを説明するの、難しいんですけど、例えば「30分後」と書けば物語の中では30分でも、読んでる側にしてみると1行にもなってないんですよね。
その“間”というものを感じとれない。そういうことです。
なんだかけなしてばかりなんですが、でもやっぱこの方の題材は好きなので、かすでに出版されている新作もちょっと読んでみたいとこです。
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