クリーチャー


著  者  ジョン・ソール
ジャンル  ホラー
出 版 社  扶桑社ミステリー
ストーリー  フットボールをこよなく愛するブレイクは、自分の息子マークが同じようにフットボールに夢中になってくれることを日々願っていた。
 だがマークは幼少時代に煩った病気のせいで発育不良と言ってもいい状態。身体が小さく虚弱体質である彼は、スポーツなどより動物やカメラに夢中になっている少年。
 父と息子の間の溝は広がる一方だった。
 そんな折り、ハイテク産業界の巨大な副業企業<タレン・テック>のマーケティング担当支配人であるブレイクは、突然の栄転を命じられる。
 行き先はコロラドの小さな町、シルヴァーデイル。そこに住む全ての住人は何らかの形で<タレン・テック>に関わっているとも言える、いわば会社が所有する町だった。
 家族4人でそこにたどり着いた時、彼らはその町のあまりの美しさ、完璧さに圧倒される。
 早速マークはシルヴァーデイル高校に入学。一家は新たな素晴らしい生活をスタートさせたかに見えた。
 だが日が経つにつれて見えてくるシルヴァーデイルは、何かがおかしかった。
 平均以上の体格を持つシルヴァーデイル高校のフットボール選手達。その選手の1人ジェフの狂ったとしか思えない行動。
 知らず知らずのうちに、マークもまたその異常に巻き込まれていく。


以下にオチばれコメントがあります。
すでに読み終わった方、読む意志の全く無い方、オチばらされたって構わないぞという方のみご覧下さい。
後で文句言われても受け付けません。
なお読書感想は随時募集しており、いただいたコメントは以下に追加させていただきます。



























































オチばれコメント

■ワタクシの感想 (メ-_-)
 気分悪い〜。
 ジョン・ソールの本で気持ちよく読める本というのは数少ないですが、これがまたなお一層気分の悪い話です。
 あまりにも身勝手な大人たちの陰謀に巻き込まれて傷つけられる少年たち。
 大人の身勝手さも、身勝手を自覚して率先して悪事を働いている奴らはまだ許せる。間違ってるけと一本筋は通ってる(ように見える)し。物語に悪役は必須です。
 知りたくないから知らないふりして何でもないことのよーに保守に走っている大人、というのがとてもイヤな感じ。自分が悪役であることを自覚しない悪役は、どんな形であれ気分の悪いものです。
 読み進めるにつれて気分の悪さは絶好調。唯一の救いは母親だけがまともだったことでしょうか。
 だけどもあ〜もあっさりと両親が殺されてしまうのには驚きました。意味ありげな存在だった医者があっさり殺されたのにも驚きましたが。
 とりあえずマークだけは生き延びたということで一応のハッピーエンドなのでしょうか。
 まさにラストシーンを読むと、汚い大人に比べて子供たちがとても清潔に描かれていたことが、ソールの作品にしては珍しい終わり方だと思いました。
 ・・・やっぱソールの他の作品と比べると、この話はハッピーエンドなんでしょーな〜(^^;)
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